PR

歯科助手の仕事は辛い?4 年働いた私が考える乗り越え方

スポンサーリンク
基本の仕事

みなさんこんにちは!デンです

歯科助手の仕事を始めたばかりの人は

想像と違う

覚えること多すぎ

なんて思っている人多いのではないでしょうか?

患者として行く時は優雅で、綺麗で、なんだか楽そう…

なんて思っていましたが、いざ入ってみると

  • 専門用語が難しすぎる
  • 放置プレイで見て覚えるしかない
  • 女性の職場特有のギスギスした雰囲気
  • 患者さんから治療に関する質問をされても分からない
  • 滅菌関係に診療補助、石膏をついだりと休まる暇がない

などなど、やることは多いし、覚えることも多いし

患者さんにはみんな先生に見えているのか分からない質問をされる

私、この仕事向いてないのかも

私も思っていました

しかし、気づけば4年働いています。

続かない人が多いと言われる歯科助手の仕事、気づけば一番の古株になっていました(笑)

歯科助手の仕事を始めたけど、辛い、やめたい、と思っている人のために

私の乗り越えた方法や、覚え方などをご紹介します!

スポンサーリンク

歯科助手の仕事とは

歯科助手の仕事は基本的にこの3つです。

歯科助手は口腔内に触れることはNGです。

しかし、病院によって歯科助手の業務内容は様々で、

NGと言われていることまでやらなければならないところもあります。

この辺はグレーゾーンなんですかね?

病院によって違うってどのくらい変わるのかというと

  • 受付がメインで、空いた時間に診療補助や滅菌処理をする
  • 診療アシスト(バキュームのみ)
  • 印象(型取り)やポリッシングもする
  • TEK(仮歯)やマウスピースも作成をする

などなど、本当に病院によって違います。

歯科助手の仕事の辛いところ

どの仕事でも入ってみたら違うな、ってことはあると思います

私は、会社員から歯科助手へ転職したのですが、教育面でのギャップが特に大きいなと感じました

小さい病院だとマニュアルや研修もないですし、忙しい病院だと教えてもらえる時間もありません

とにかく見て覚える、自主的に勉強する、先輩の空いている時間に練習台になってもらう

と、よっぽど興味がないと辛いと思います

今となっては、たくさん勉強になることも多く、歯についての興味もありますが、入った時は興味0だったので全然覚えられなかったです(笑)

そのほかにも助手の仕事の辛いところを5つピックアップします

とくに入ったばかりの人は共感するところが多いのではないでしょうか

専門用語を覚えるのが大変

一番最初に教わったことが基本セットの組み方でしたが

  1. ミラー
  2. バキューム
  3. 短針
  4. エキスカ
  5. ピンセット

これを入れて滅菌パックしてね!と

ミラーやピンセットは名前で分かるけど、エキスカってなんだ?何するためのものなんだ?

こんなのは序の口で、先生によって薬品の呼び方も変わります

もう入ったばかりの頃は名前と物を一致させるのも大変なのに同じ物に呼び方が何種類もあるなんて!!

と頭は常にパニックでしたね

人間関係がめんどくさい

私は大学卒業後新卒で入った会社を一年でやめて歯科助手になったのですが、会社とはまったく違う雰囲気に困惑しました

同期と呼べる人なんていないし年齢も経験もバラバラ

会社と違って人数も少ないので、人間関係を築くことが大変

特に私が入った時はいじめがあって(今はみんなやめてしまいましたが…)

あなたはどっちのグループ?なんて聞かれたりしました

そんな中学生みたいなこと未だにあるんか

めんどくさ、やめたい、と思ってましたね(笑)

衛生士業務までやらされる

人手不足で、助手業務の範疇を超えたことまででやらされる病院もあります

本当はいけないことなんですけどね

いや、習ってないし

衛生士と違って学校も行ってなければ、資格もないんですよ!

そんな人がやってもいいのか…?と衝撃でした

ちなみに入って1ヶ月経つ頃には普通に印象も取らされてました

問診も、何番が欠けたのかとか、どのレベルのCなのかとか、

いやいやいやいやいやいや

分からんわ

どれが虫歯でどれが治療している歯なのかも分からんわ

ともう頭はハテナでいっぱいでした

足が疲れる

盲点だったのですが、受付を除いて一日中立ちっぱなしなんですよ

アシストにも椅子がある病院もありますが、基本的に常に歩き回っています

はじめの頃は1日終わると足が痛いし浮腫むし辛かったですね

慣れてくれば痛みもなくなりますし、着圧スパッツをはいて仕事をすれば多少緩和されます

あとは、湯船に浸かったり、マッサージをしたり…(してないけど)

雑用が多い

募集には、受付・助手なんて書いてあるのに、洗濯や掃除などの雑務もたくさんあります

会社員のときにはない作業に、こんなことまでやるんだ…と驚きました

一番嫌いなのは休憩中の電話対応や洗濯です

いや、休憩とは…??とこれに関しては今でも思っています

(ただの愚痴)

辛い仕事の乗り越え方

続けてればなんとかなる

実際のところこれに尽きるのですが、そうともいかないわけですよね

そんな話をしているのではないと

歯科助手の仕事の辛いところには

  1. 解決できないこと
  2. 解決できること

があります。

①に関しては、正直、転職する我慢して続けるしかないです。

実際私は、我慢して続けた結果、今不満なく働くことができているので

自分がどの程度まで我慢できるのか、私の実体験を参考にしてみていただけると嬉しいです

解決できないこと(私なりの乗り越え方)

人間関係

合う人、合わない人がいるのは仕方のないことです

自分の精神を削ってまでそこで働く必要はありません

いじめがあるときに入ってしまった私ですが、無心で働いていたら周りのみんなが辞めていきました(笑)

くだらね。と思って無視していたので強靭な精神を持っている人は、相手が辞めるのを待つのもアリです

なんせ、続く人が少ないと言われる仕事ですから…

衛生士業務をやらされる

どの程度の仕事までさせるのかを決めるのは院長なので嫌だったら、クリーンな病院に移るしかないです

むしろ最近はやらせる病院の方が少ないみたいなので面接の時に聞くのも良いと思います

私は、給料面や違う病院へ転職を考えた時の武器になると思い、ある程度衛生士業務をやらされることについては容認しています

実際面接でも、経験ありだけど、バキュームしかしていない

なんて人は落とされているので、どのくらいできて、どの程度知識があるのかは転職の時に大事なポイントになると思います

その他病院のルールが合わない

洗濯や掃除などの雑用や、休憩中の電話対応など、病院で決まっているルールについては守らないといけないです

もちろん仕事に慣れてきて改善を提案することはアリだと思いますが、病院の決められたルールが合わない場合も転職するしかないかなと思います

小さい病院だと意見が通りやすかったりもするので、提案するのは全然ありだと思います!

実際に提案して変わったルールもたくさんあります

会社と違って、すぐに対応してくれるのは良いところです

解決できないことに関しては、努力では難しいところもあります

心の持ちようで乗り越えられることもあるので、あまり深刻に考えずに、仕事中は無心で働きましょう。(笑)

でも、一番大事なのは自分です!!

どうしても辛かったら自分の身体が壊れる前に、他の仕事や他の病院に移ることも1つの乗り越え方です。

仕事はいくらでもありますからね。

歯科用語の簡単な覚え方

専門用語や治療については、覚えてしまえば簡単です。

だがしかし、それが難しい

慣れない単語、治療の速さについていけない、先輩たちは怖くて質問できない

私も入った時は誰も教えてくれない、何がわからないかも分からない、何から覚えれば良いのかも分からない

そんな状況の中で無我夢中で働いていましたが、今になって思います

順番通りに勉強していけば、簡単に覚えられます

実際に新しく入ってきた未経験の子に教えている方法を簡単にご紹介します。その1虫歯の種類を覚える

未経験の方はまず、虫歯に種類って何?とおもっているでしょう

虫歯にはランクがあり、そのランクによって治療法が変わります。その2治療ごとに、道具や薬品を分けて覚える

このランクの治療だったらこれを用意する。というように料理でいうところの材料を覚えます。

名前はあとからで大丈夫です

この料理(治療)にはどんな材料(道具や薬品)が必要なのかを覚えます。その3治療の手順を覚える

材料を覚えたらどう調理していくかです

どの道具や薬品を、どの順番で使うのかを覚えます

自分の中で簡略化して覚えるのが良いでしょう

CRだったら、

虫歯を削る→糊を塗る(ボンディング)→糊を固める(照射)→粘土で削ったところを埋める(CR充填)→粘土を固める(照射)→噛み合わせを調整する

と言ったように、材料をどの順番で使うのかを覚えます。その4応用していく

治療の流れとそれに必要な材料を覚えたら、あとは応用です

  • 隣接だからストリップスが必要だな
  • 再根治だからクロロホルムやGPソルベントが必要だな
  • 前歯(前装冠)の除去だからTEK(仮歯)の準備も必要だな

というように、基本の料理(治療)に応用を効かせていきます

最初に名前を教わっても、何に使うものなのかどうやって使うものなのかがわからないと

頭に入ってこないし、なかなか覚えられないですよね

まずは、虫歯のランクから覚えはじめて

それを治すためにどんな治療が必要か

そしてその材料、使い方と覚えていくと自然に覚えられます

そのあとで、歯周病の治療や、外科、審美についても学んでいくとスッと頭に入りますよ

患者さんとのコミュニケーションの取り方

また、患者さんからこんな質問をされることもあると思います

  • 治療はあと何回くらいかかるの?
  • 痛くないから来なくて良いかな?
  • 虫歯はどのくらい進行しているの?

いやいや知らん

と思いますが、歯科用語の簡単な覚え方を実践してもらえば正しい知識が身につき、曖昧な返答ではなく自信を持って答えることができるようになります

まとめ

離職率が高いと言われている歯科助手の仕事ですが私は気にいってます

  • 忙しいので時間が経つのが早い
  • 責任ある仕事が少ないので心が安定
  • 休みが多い
  • どこの歯医者でも働ける
  • 知識が日常生活で役に立つ

もちろん仕事ですから、大変なことや辛いこともたくさんありますが、工夫次第で乗り越えられることもたくさんあります!

  1. 解決できないことに関しては我慢するか、転職する
  2. 解決出来ることは、やり方を工夫してみる

あとは、慣れです

継続は力なり、という言葉がある通りそのうち慣れます

深く考えず、楽観的に行きましょう!

タイトルとURLをコピーしました